どうやって育んでいけばよいのでしょうか?
自分に自信を持ち、自分を好きになるために必要なことは何なのか・・・
私たちがたどり着いた結論は、
「人間の脳が外からの刺激を飛躍的に吸収できる子どもの時期に将来の生活基盤となる正しい生活習慣を身につけ、自分自身で物事を考え選択していくことのできる力を身につけることが重要」
ということです。
言葉で見るとちょっと難しく感じられるかもしれません。でも実際は、とてもシンプルな話です。
皆様、ご自分がお子様と同じような年齢だった時のことを少し思い出してみてください。うれしかったり自分に自信が持てたのは、どのような瞬間でしたか?その多くは、「誰かにほめられた時」「認められた時」ではありませんか?
例えば「計算が速くできるようになったのね」「あいさつがよくできてえらいわね」とほめられた時・・・
このように誰かにほめられたり認められたりすると、うれしかったりもっと頑張ろうと感じることは、とても自然なことです。
「こんなに難しい本が読めるようになったんだね」「好き嫌いなく食べられてえらいわね」といった誰かにほめられた言葉の積み重ねが、子どもたちの自信を形作っていくのです。
つまり大切なことは、「子どもたちが周囲からほめられる状態」を作ってあげることなのです。
でもここで保護者が間違えやすいのは、「何か一つでもよいから得意なこと・自信のあることを身につけさせればよい」と考えてしまうことです。また、何でもよいからほめようと考えてしまうことです。
実は、これは大きな危険をはらんでいます。
何か一つの習い事に子どもを集中させることは、その分野においての自信をつけることにはつながります。このことは必ずしも悪いことであるとは言い切れませんが、時に、その分野についてのみ自信を持ち、他のことには自信がなく、そんな自分が好きではないという状況を作ることがあります。
本当に大切なことは、「全体としての自分」に対して自信を持つ・好きになるということであり、一部の分野だけに自信を持てればよいということではないのです。
また、何でもよいから子どもをほめようとすることが行き過ぎてしまうと、子どもが「ほめられることばかりを期待して人前と一人の時とで態度が変わる子」や、「自信が過信となり人を見下してしまうような子」になってしまいかねません。
「自分の得意な分野だけ頑張ること」「人に見られている時だけ頑張ること」「周りを見下すことで自分に優越感を持つこと」・・・
これらは本当の自信ではありません。
本当の意味で自信を持つということは、「たとえ人からほめられない場合でも、自分自身の力を信じて、自分の人生を歩んでいける」ということなのです。
ほめられてもほめられなくても自分を信じられる強い心、そして周りとの比較ではなく、昨日の自分より今日の自分の能力が向上していることを楽しみにする心、それが私たちが子どもたちに育みたい本当の「自信」です。
もちろん、このような「自信」は短期間でいきなり身につくものではありません。
ある瞬間だけ、子どもたちとの接し方を変えればいいというわけでもありません。
私たちは、小学校低学年までの時期に子どもたちの自信を育むためにどのようなメソッドに基づいてアプローチを行えばよいのかを考え、次の3つの力を育むことによってそれが実現できると考えました。
その力とは・・・
「学ぶ力」「考える力」「生きる力」です。



